「やせたい」と思ってダイエットを始めてもなかなか効果が出ず途中であきらめてしまったことはないでしょうか。今回はメタボリックシンドロームの男性と女性について、それぞれのダイエット体験談をご紹介します。ダイエットを成功させるためのヒントになりましたら幸いです。
目次
メタボ男性のダイエット体験談
メタボ男性がダイエットを始めるまで
ダイエットというと、女性誌の特集でよく取り上げられるせいか、女性が主に行うものと思われがちですが、男性でもダイエットをする方はいます。事実、近年の調査では、女性は標準体重より痩せている方が多く、男性は太っている方が多いという結果が出ていました。
ダイエットをしている男性の実例を一つお話ししますが、彼はいわゆるメタボリックシンドロームです。厚生労働省によれば、メタボと判断される男性のウエストサイズは85センチで、彼は優にそれを超えています。また身長は約170センチですが、体重は80キロ以上あります。
今の彼の食事は、ダイエット用の食品やスープがメインですが、以前は、職場の飲み会などがあると、カロリーの固まりである揚げ物や肉類をたくさん食べ、お酒も大量に飲んでいました。
途中経過
そんなある日、彼はテレビコマーシャルか何かで、内臓脂肪を減らすことと運動の大切さを知ったようで、先にあげたダイエット食品中心の食生活に変えて半年が経過したとき、体重は75キロ以下で、職場の健康診断でも良好な結果が出たというので大喜びしていました。それもこれも、ダイエット食品と運動の効果であることは言うまでもありません。
飲み会においても、低カロリーの田楽のこんにゃくや、野菜の大根やカブを好んで食べているそうで、アルコールもかなり控えているということでした。
ストレスとの闘い
ただし当然のごとく、食事制限による空腹はつきまとうわけであり、
「ダイエットとは、間断なく襲うそのストレスとの闘いでもある」
と言っていました。よくテレビ番組でも、痩せたい男女がプロの指導のもと、合宿を行って1ヶ月で何キロ痩せるかという特集を放送していますが、やはり、太っている人には、必ず原因があるのです。彼の場合も、ダイエットの対極のような生活を送っていたわけですが、一転して努力することによって、目覚しい変化を遂げることができたのです。
ダイエットとは、長く、地道な闘いであり、また自分の欲求とストレスとの闘いでもあるのです。
また彼が言うには、女性の場合は、いろいろな「こだわり」があるため、なかなか思い切ったダイエットをしにくいということです。詳しくは聞いていないので分かりませんが、自分に合う方法をあれこれ試してみたり、サプリに迷ったり、ということのようです。
メタボ女性のダイエット体験談
専門家に相談を
また別の女性の例ですが、大手メーカーの有名なダイエット用サプリメントを飲んで数ヶ月経っても、効果が一向に現れない女性がいました。彼女の体型は、身長165センチ、体重75キロで女性のメタボ基準であるウエスト90センチを超え、二重あごでした。彼女自身の言葉によれば
「好きな食べ物は控えていますし、適度な運動も続けています」
というのです。
しかし、健康コンサルタントに相談すると、驚くべきことが判明しました。「好きな食べ物は控えている」と言っていたにもかかわらず、彼女は高カロリーの代表であるビーフやチキンなど肉類の揚げ物をよく食べていたうえ、味付けの濃い、塩辛いものを好んでいたのでした。ファーストフードとかハンバーガーなども好きだそうで、まさにこれらは濃い味つけですね。
さらには、甘いクリームたっぷりのケーキが大好物、運動は嫌いで20分ほど歩くことも面倒だったのです。
効果が出た
が、彼女の場合も、専門家であるダイエットカウンセラーに相談したことで、目まぐるしい変化を遂げました。それまでの食生活を見直すと共に、濃い味付けのものや甘いものを控え、運動もしたことで、体形は変化し、美しいスタイルが徐々に見え始めてきました。
彼女にとって幸いだったことは、楽観的な性格のため、ダイエットに伴うストレスはあまり感じなかったことです。
そして今では、真面目に「機能性表示食品」と表示されたサプリメントを摂取し、ダイエット食事・有酸素運動・ストレッチ体操を継続していますから、今後近いうちに、大きな成果となって現れることは間違いないでしょう。
濃い味つけがよくない理由
和食でも洋食でも、料理の味付けが濃いと、主食であるご飯やパンをよく食べてしまいますね。「ご飯がすすむ」というやつです。が、主食とはすなわち糖分ですから、太る原因であることは言うまでもありません。そしてもう一つ、濃い味つけのものをたくさん食べると、あとで喉が渇きます。これは、濃くなった体内塩分を薄めようという身体の働きによるものですが、結果として水分をたくさん摂ると、それは即ち余計な水分となったり「むくみ」となって体内に蓄えられたりします。
このように、ダイエットを行ううえでは、単に食べ物の量を減らせばいいというものではないのです。ダイエットには不適な食べ物が身近にはたくさんあることを、よく知っておく必要があります。
まとめ
- 太っている人には、必ず原因がある
- 食生活全般を見直し、濃い味つけの食品を控えよう